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国際図書館協力基金趣意書


国際図書館協力委員会(以下委員会)は、1998年に私立大学図書館協会に設置され、その事業計画に基づいて活動しております。委員会に先立って、1995年に委員会準備室が発足し、活動の中心を海外の日本研究図書館の支援に置くという基本的な枠組みが設けられました。具体的には、日本語資料の寄贈、日本語資料の相互貸借、日本研究に関する人的交流、会議・シンポジウム等の開催が事業の柱としてあがり、それらは私立大学図書館協会会長校に提言され、総会において承認されました。

このような経緯により、現在委員会では寄贈資料搬送事業、国際図書館協力シンポジウム、海外集合研修、海外派遣研修の四つの事業を実施しております。この事業のうち寄贈搬送資料事業につきましては、1995年より(株)カルチャー・ジャパン社のご支援を賜わり進めてまいりました。現在ではこの国際図書館協力基金と私立大学図書館協会予算により事業を運営しており、おかげをもちまして大変多くの寄贈実績をあげております。また、国際図書館協力シンポジウムの開催につきましても、今年2008年で第6回を数え、毎年アメリカより図書館界の著名な講演者を招待し、大変有意義な意見交換を実現しております。さらに海外集合研修、海外派遣研修に関しましても、やはりアメリカの大学図書館などを主な研修先として参加者に貴重な経験や様々な知識の吸収をしていただいております。特に海外派遣研修につきましては、米国イリノイ大学モーテンソン・センターと私立大学図書館協会が協定を結び、年1回Associates Programに1名の研修者を派遣しております。このような事業の積み重ねが日本の大学図書館の発展に大きく寄与することと願っております。(注:各事業の詳しい内容は別紙事業実績をご参照下さい。)

委員会では、これら四つの事業の更なる充実・展開を計りたいと考えております。そのためには、これまで以上に安定した運用資金の確保が必須となります。しかしながら企業の皆様と同様、私立大学を取り巻く財政状況にも大変厳しいものがあり、現状では私立大学図書館協会予算だけで全ての事業資金を捻出することはできません。私立大学図書館協会ならびに当委員会は、これまでご支援いただいた企業等の皆様の国際協力に対する貢献の大きさを深く認識すると同時に、これまで積み上げてきた各事業の実績を無駄にすることのないよう、また、国際協力事業として今後も積極的に推進できるよう努力してまいります。以上の趣旨をお汲み取りいただき、本基金へのご賛同ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


私立大学図書館協会会長校 中央大学図書館
私立大学図書館協会 国際図書館協力委員会