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2001年度東地区部会 館長会・研究講演会のご案内


東地区部会
東地区研究部



 1999年度まで、私立大学図書館協会東地区部会総会の午後は研究部主催の研究会を開催し、研究分科会のメンバーによる研究発表を行っていました。しかし6月という時期は、分科会として研究実績がまだ作られておらず分科会の研究発表という形での開催が困難であることから、2000年度は著作権問題の講演会として研究会を開催いたしました。
 一方、2000年度東地区部会総会で「館長会の新方針」が採択され、部会総会の午後に館長会を開催することが決定し、その内容を図書館長や図書館管理職にとって有意義な研修的な内容にすることが当時の部会長校より示されました。
 本年度は、上記の経過と趣旨を踏まえて、館長及び図書館管理職にとって有意義でありかつ現場の図書館員にとっても関心ある問題を考える「館長会・研究講演会」(部会・研究部共催)として本会を企画・実施いたします。


 会のテーマは「国公私の協力による図書館サービスの新たな展開」です。
 大学図書館の活動が活発になり、また多様化高度化するに従い、従来の枠内だけでおさまらない様々な他とのかかわりが求められています。いままでは、大学という壁の中でその構成員に対してサービスを提供していればそれですんだのが、いまや他の団体や機関との間で新たなルールや約束・仕組みを作ることが求められてきています。当面している課題や取り組みの中で最も重要なものが著作権問題といえるでしょう。
 国公私立大学図書館協力委員会は、設置母体の種別を超えて大学図書館の交流と連携を進めている協議機関です。現在、この委員会が大学図書館を総括して様々な外部機関との交渉や取り組みを行っています。今回の館長会・研究講演会では、この国公私立大学図書館協力委員会の中心的な役割を担っているお二人の先生をお招きし、当面している課題や取り組みについてお話いただくことにいたしました。多くの図書館長・図書館管理職・図書館職員の方々がご参集くださいますようお願い申し上げます。


   講演『今日の大学図書館の課題と国公私の協力』

      千葉大学附属図書館(国公私立大学図書館協力委員会委員長館) 

        館長 土屋 俊氏

   報告『グローバルリソース・シェアリング時代の到来:日米ドキュメントデリバリー・サービスの現状と将来』

      慶應義塾大学三田メディアセンター(国公私大図書館協力委員会常任幹事館)

        事務次長 加藤 好郎氏