第33回私立大学図書館協会
            中国・四国地区研究会報告書
            

 

                  第1日 10月2日(木)

1.開会 (13:00〜)
      挨拶  理事校 岡山商科大学附属図書館課長  相澤 泰憲
           幹事校 徳島文理大学図書館館長     稲川 正浩
     

               −出席者自己紹介−

2. 研究発表 (13:35〜)
     1「新入生を対象とした図書館の利用に関する調査」        
        ノ−トルダム清心女子大学   土師 裕子 氏

     2「広島経済大学図書館における図書館ガイダンス」                 
         〜講義内容に合わせた実施への取り組み〜
        広島経済大学           向井 岳司 氏  

     3「どこまで出来るか『企画展』−図書館利用促進のために−」 
        四国大学              山本 哲也 氏   

3.講演
     「サ−ファ−のための海岸工学」                   
        徳島文理大学総合政策学部(工学博士) 

                           三井 宏 教授

           

                第2日 10月3日(金)

4. 理事校報告事項  「私立大学図書館協会中国・四国地区協議会からのお知らせ」
                                (理事校:岡山商科大学)
  *ホ−ムペ−ジ(H・P)作成について
   1.実態
      1:私立大学図書館協会中国・四国地区協議会のH・P開設を目標。
      2:H・P委員会がある(岡理大:二宮氏、岡商大:奥田氏)   
      3:9月29日開設(資料参照)
   2.改善策、提案、アンケ−ト調査及び回答整理中
      1:メ−リングリスト必要か?(29大学回答中)
      2:リンクについて(14大学回答:内訳 O.K13校、NO.1校、理由学内LAN上だけのH・Pのため)
      3:その他 改善策一例
           ・ 研究会、総会の内容・議事録も掲載してはどうか
           ・ 年度別の役員一覧の掲載
           ・ 理事校・幹事校の連絡先
           ・ 年間行事予定等
   3.これから
        メ−リングリストは簡単な事務連絡、自由発言など、どのような形になるにしても簡便
       なものにしていきたい。

5.研究討議(9:45〜)
     (1)図書館内に設置されているパソコンの利用と管理について 
                                      (ノ−トルダム清心女子大学 提出)
     <主旨説明>
         当館ではパソコンを13台設置していて、10台が蔵書検索、残りをインタ−ネット用
        に利用しているが、学生からワ−ド、エクセルなど機能追加の要望がでている。
         館内の共用端末については、こういった要望や、インタ−ネットの安全な利用に対して、   
        運営・管理について留意しなければならない。
         他館の実状をお聞かせ下さい。
    
   *四国大 館内:無線LANでOPAC8台(i・MaC)、外部デ−タベ−ス・CD−ROM
       用(FMV4台、LANボ−ドをカウンタ−から貸出して利用)を運用中。              
        マルチメディア室:カフェテリア・パソコン4台、プリンタ−1台は自由に利用で    
       きる。(学内ネチケット試験合格者のみ)
        図書館LAN:図書館が管理・運用。
        マルチメディア室:情報システム課が管理・運用。
        ネット使用時の履歴チェック、管理部門がある。
   
   * 徳文大 マルチメディアル−ムは自由に使用可、危険なサイトの履歴は本人が判明した場合  
         は、担任に指導をお願いする。
          ネットワ−ク利用規定は、ネチケットのガイドラインに沿って本学で作成。
          新入生は、毎年5月頃情報処理センタ−で研修を受ける。

   *広経大 館内共有端末(インタ−ネット検索専用、スタンドアロン作業用、インタ−ネット
         対応の貸出用ノ−トPC)の細かい初期設定と図書館で対応しきれない運用上のトラ
         ブル等は、学内の情報センタ−に対応してもらっている。
          それ以外の日常的な運営・管理については基本的に図書館が行っている。

   *松山大 情報教育科でマナ−を指導、IDナンバ−を各自に与えて自己責任自己管理。
   
   *岡理大 16人の内5人システム係組織、図書館に4台設置、学生は主に情報処理センタ−
         利用(多数設置のため)。

   *広修大 館内PC管理は、情報センタ−ネットワ−クの傘下で、図書館担当者が管理。
         OPACのみ、日経、CD−ROM検索、インタ−ネット用設置。
         個室の15台ノ−トパソコンはインタ−ネット自由、(貸出用のノ−トパソコン
         30台も自由:ノ−ト、アンチウィルスソフトインスト−ル)。
         電源をOFFにするとそれまでの設定がもどるソフト導入。

   *就実大 インタ−ネット用はシステム係(1名)が責任管理、ウィルスバスタ−等導入。

   *岡商大 週2回サポ−トとして、人材派遣会社利用、情報処理センタ−なし。
         教員のボランティアあり(LAN構築)、プリント制限、時間制限あり。

   * 広文大 パソコンに興味のある学生募集、交代でスタッフとしてサポ−ト実施。
         情報センタ−が管理。

   (2)学生用図書の選書基準について     (四国大学 提出)

      <主旨説明>
        第30回私大図協中・四国地区研究会研究討議「図書館資料選書について」時に、
       選書委員会発足に向けて準備しているなど工夫している館があったが、その後どうな
       ったかをお聞きしたい。
        また、学生の利用促進のために、各館で図書館備付学生図書整備に選書基準を設け
       て、どのような工夫で取り組まれているかをお聞きしたい。

    *四学大 特に基準なし
           年4回程度、図書館員の会合で選書(館員推薦、出版ニュ−ス、書評など
          参考)。
           自然科学分野の基本資料にも重点を置く(リベラル・ア−ツを中心とした
           文系単科大学から出発しているため)。

    *聖カ大 基準なし 
           利用促進のため、新刊購入、受入担当者が、インタ−ネットで新刊情報、目
          録、カタログ等をチェックし、随時選書。
           月1回新着コ−ナ−を設ける。
           カバ−を図書館用掲示板に貼る。
           新刊情報を大学の掲示板に貼るなどしている。

    *高松大 特に基準なし
           シラバス、検定、就職等を考慮した選書、新聞の書評を参考にした選書図
          書館選書分は図書委員会の協議で決定。
           利用促進のため学生が興味の持てる、わかりやすい資料から専門書まで幅
          広い選書実施。

    *徳山大 図書委員会で予算と見合わせ決定(書評掲載文リスト、シラバス、参考図書
          定書等から選書)。
           利用促進のための文科系の図書、ベストセラ−等も選書。

    *松山大 特に基準なし、図書館員が選書。
           利用促進のためベストセラ−コ−ナ−設置(週1回取次店のベストセラ−か
          ら情報サ−ビス課員が選書)。
           目のつきやすい所に新着コ−ナ−設置。

    *ノ清大 学生に必要なもの、参考図書、手薄な分野の充実を重視する。

    *岡理大 研究会資料「岡山理科大学図書館資料収集基準」参照。

    *広文大 予算削減のため、全集などの継続資料に予算を取られ、一般の新刊図書の購  
          入が制限されるようになったため、選書委員会を発足させた。
           研究会資料「広島文教女子大学附属図書館選書委員会規程(案)」参照。
           利用促進のため専門書中心が、芥川賞・直木賞受賞作品は購入するようにな  
          った。
           新刊本のカバ−をはずし、ケ−スに展示し、紹介。

    *広修大 特に基準なし
            学生のリクエストはなるべく購入するようにしている。

 1:質問 広修大 岡山理科大学図書館収集基準の選定の対象から除外する図書として、マンガ、
           ポルノグラフィ−とあるが、マンガは内容によってはいいものがあるのではない               
           か?

   回答 岡理大 マンガは受入たいが(個人的)マンガというだけで、選書からはずす派、入れ
           る派に分かれる。          
            過去の例
            量子力学のマンガが入ってきたとき、量子が動いている絵が、まっすぐに書 
           かれていた。量子は波打つもので、そのゆれが書かれていないことは、まちが
           ったイメ−ジを抱く。絵では表現できるのかということでクレ−ムがついた。
            しかし、チェックもれで受け入れてしまったものもある(手塚治虫)。
          
 2:質問 四国大 1:利用実態デ−タを把握して、次の選書に利用しているところはあるか?
            2:指定図書は貸出しているか?

   回答 1:回答なし。
       2:徳山大 指定図書は学生のみ貸出(1週間)。


   (3)大学図書館における図書館評価の現状について   (広島経済大学 提出)

      <主旨説明>
         レジメの資料参照のこと
        図書館業務の分析についての意見と実施している館があれば、その問題点、現場の       
        実際の苦労などお伺いしたい。
      
    *ノ清大 「パフォ−マンス指標」の評価は実施していない。
         現状の問題点について整理している状況。

    *四国大 数年の内に自己点検評価を実施予定。
           そのため、多くのデ−タを集めている。

    *広修大 「広島修道大学白書」発行。
           基準が定まっていないというのが大きな印象。
           業務負担は大きいが達成感はある。
      
    *岡理大 3年に1度「教育研究白書」作成、自己点検、評価実施。
           「日本の図書館」統計利用し、他大学との比較をし、数字を出す。

    *聖カ大 検討中、アンケ−トを実施したいが現在できていない。
 
    *広工大 数年に1回白書作成、各部自己点検・評価実施。
          毎年、運営計画に基づいて各人がチャレンジ&カンバセ−ションシ−トに
          年間目標(5項目)記入し報告。
           実施後の感想
            1:第3者の評価が入らないので手前みそになりがち。
            2:反省は重要だが、評価者が図書館業務に精通していることが重要。

   質問: 松山大学の利用者アンケ−トの実施方法について具体的にお伺いしたい。(広経大)
   回答: 夏休み前の、前期試験前に出口調査実施。   
            結果 1:よい評価もあるが、厳しい評価もある。
                2:外から見られている実感がある。      

     

              以上で、研究討議終了


  6.閉 会

     挨 拶    次期理事校    岡山商科大学附属図書館 課長    相澤 泰憲
             次期幹事校    広島工業大学附属図書館 館長    井上  光
             本年度幹事校   徳島文理大学図書館   事務長   牧尾  裕

7.見 学(希望者)

   徳島県立文学書道館