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第22回図書館総合展 NII主催フォーラムのご案内(通知)
	国公私立大学図書館協力委員会事務局を通して、国立情報学研究所(NII)より
	第22回図書館総合展におけるNII主催フォーラムの周知依頼がありました。
	詳細は、以下によりご確認をお願いします。
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	 国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学問分野での「未来価値創成」を
	目指すわが国唯一の学術総合研究所として、ネットワーク、ソフトウェア、コンテンツなどの
	情報関連分野の研究開発を総合的に推進しています。また大学共同利用機関として、
	学術コミュニティ全体の研究・教育活動のための学術情報基盤の構築を進めるとともに、
	全国の大学・研究機関や民間企業等との様々な連携・協力を重視した運営を行って
	います。学術コンテンツに関しては、学術コミュニティに不可欠なコンテンツを大学などとの
	密接な連携により形成・確保し、付加価値をつけて広く発信するための情報基盤の
	構築を進めています。
	 これらの学術情報基盤、サービスにつきまして、皆様により深くご理解頂き、更に発展
	させていくため、第22回図書館総合展において、11月4日(水)~6日(金)に以下6つの
	フォーラムを開催いたします。
	(1)誰がやる?研究データ管理サービス
	(2)まったなし次期JAIRO Cloud本番移行
	(3)図書も,雑誌も,メタデータも:一緒に考えてみよう!CAT2020以降の目録担当者育成
	(4)学術情報基盤を支えるシステムと制度のこれから
	(5)機関リポジトリについて考えよう!アーカイビングポリシーデータベース連携と制限公開からみる将来像
	(6)CiNii,研究データに出会う。
	 会場:   いずれもオンライン(Webex Events)
	 参加費:  無料
	 事前申込: 必要
	       次のサイトからフォーラムごとにお申し込みください。
	 また、11月4日(水)~6日(金)にはバーチャルブースもご用意します。
	ブースでは、フォーラムテーマの内容を中心に、大学図書館を取り巻くサービスについて
	紹介します。事前申込・事前登録不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
	 アクセス先については、上記のURLでご案内いたします。
	■フォーラムの内容
	(1)誰がやる?研究データ管理サービス
	11月4日(水) 9:00~10:30
	登壇者
	司会:南山 泰之(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	講師:石田 栄美(九州大学統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻)
	   梶野 顕明(茨城大学研究・産学官連携機構)
	   藤原 由華(京都大学附属図書館学術支援課学術支援掛)
	概要
	研究データ管理の実践に支援人材が不可欠であることは、政策文書でも幾度となく
	言及されているが、その具体化は全く進んでいない。欧米との格差は更に広がっている。
	このままでは、日本の研究データ管理やオープンサイエンスに未来はない。
	では、それを誰が担うべきなのか?
	支援人材に求められる素養は非常に幅広く、実現するためには全学あるいは複数部署による
	協働が必須となる。本フォーラムでは、実際にサービスを展開している数少ない国内事例を
	紹介しつつ、サービスを支えるための人材確保や協働のあり方について、聴衆も交えながら
	議論を深めたい。
	(2)まったなし次期JAIRO Cloud本番移行
	11月4日(水) 15:30~17:00
	登壇者
	司会:新妻 聡(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	講師:林 正治(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	   林 豊(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	   松原 恵(東京大学情報システム部情報基盤課)
	概要
	次期JAIRO Cloud本番移行に対する不安、疑問にお答えします。
	本セッションでは、直前に迫った次期JAIRO Cloud本番移行に関する最新情報をご紹介します。
	特に、2020年12月開始予定の本番移行の詳細なスケジュール、
	2020年6〜7月に実施したβテストの結果を受けて改善したデータ移行仕様について説明します。
	また、フィードバックフォームにお問い合わせいただいた内容について報告します。
	(3)図書も,雑誌も,メタデータも:一緒に考えてみよう!CAT2020以降の目録担当者育成
	11月5日(木) 11:00~11:45
	登壇者
	司会:村上 遥(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	講師:矢崎 美香(九州女子大学人間科学部人間発達学科人間基礎学専攻)
	   羽賀 真記子(九州大学附属図書館)
	   布野 真秀(東京外国語大学総務企画部学術情報課)
	   中村 健(公立大学法人大阪大阪市立大学学術情報課)
	概要
	NACSIS-CAT目録担当者が、CAT2020以降も必要とされる様々な書誌事例の登録・修正に
	対応可能な知識・技術を修得することを目的として、NIIでは『目録システム書誌作成研修』
	を開催しています。
	2020年度は、これまでの集合研修をさらに強化するためにセルフラーニング教材を開発し、
	研修後に受講するフォローアップ研修(ウェブ開催)の試行も予定しています。
	本フォーラムでは、これらの概要についてご紹介し、ウェブを併用した新しい研修形式を
	ご案内します。
	(4)学術情報基盤を支えるシステムと制度のこれから
	11月5日(木) 13:00~16:00
	登壇者
	司会:小野 亘(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	講師:小山 憲司(中央大学文学部、これからの学術情報システム構築検討委員会委員長)
	   飯野 勝則(佛教大学図書館、システムワークフロー検討作業部会主査)
	   相原 雪乃(北海道大学附属図書館、システムモデル検討作業部会主査)
	   粟谷 禎子(公立はこだて未来大学情報ライブラリー、これからの学術情報システム構築検討委員会委員)
	   加藤 信哉(公立大学法人国際教養大学)
	   木下 直(鳥取大学研究推進部図書館情報課、システムワークフロー検討作業部会委員)
	   村上 遥(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	概要
	これからの学術情報システム構築検討委員会が公開した
	「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」内で提示された共同調達について、
	さまざまなモデル案を提示し、イメージを共有していきます。
	(5)機関リポジトリについて考えよう!アーカイビングポリシーデータベース連携と制限公開からみる将来像
	11月6日(金) 10:30~12:00
	登壇者
	司会:末田 真樹子(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	講師:宍戸 邦章,金 政芸,郭 凱鴻,岩井 紀子(大阪商業大学JGSS研究センター)
	   藤田 祥子(筑波大学附属図書館)
	   林 正治(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	   朝岡 誠(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	   河合 将志(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	概要
	日本における機関リポジトリ設置数は800以上にも及び、日本は世界でも有数の機関リポジトリ
	保有国となっている。しかしながら、コミュニティ全体としてのその活用方針について十分な
	議論がなされているとはいいがたい。
	そこで本フォーラムでは、グリーンOAの推進を活用方針として改めて提案し、その省力的な
	実現を可能にするアーカイビングポリシーデータベース連携機能を紹介する。
	また、制限公開の推進も活用方針として提案し、条件を満たした利用者のみへのデータ提供を
	実現する制限公開機能について説明する。
	(6)CiNii,研究データに出会う。
	11月6日(金) 14:00~15:30
	登壇者
	司会:阪口 幸治(国立情報学研究所学術基盤推進部)
	講師:三輪 哲(東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター)
	   松田 朝彦(物質・材料研究機構統合型材料開発・情報基盤部門 材料データプラットフォームセンター)
	   前田 隼(北海道大学附属図書館)
	   大波 純一(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター)
	概要
	これまで国立情報学研究所では、研究者や図書館員が文献情報を発見するための基盤として
	CiNiiと呼ばれるディスカバリーサービス群を提供してきた。
	一方近年、オープンサイエンスの考え方が浸透し、文献だけでなく
	研究データやプロジェクト情報など、研究活動に関わる多くの情報が公開される傾向にある。
	この流れを受けて今回、CiNii Research(サイニィ リサーチ)というサービスを開発した。
	このサービスでは文献だけでなく、機関リポジトリの研究データ、
	KAKENの研究プロジェクト情報などを含めて、シンプルなインターフェースから気軽に
	横断検索することができる。同様のサービスは国内外でも続々とリリースされつつある。
	図書館や研究者が期待するディスカバリーサービスの「これから」を考えるべく、
	本フォーラムを開催する。
					
					



