分類研究分科会 夏期研究合宿

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2015年度
日 時 2015年 9月 1日(火)~ 9月 3日(木)
会 場高尾の森わくわくビレッジ(東京都八王子市)
内 容 日本十進分類法新訂10版の検証

今期のテーマの中心となるNDC10版につき,これまで分類研究分科会が日本図書館協会分類委員会に提言してきた内容がどの程度影響を与えたか,また9版(以前)と比較してどのように改善されたかを検証する。合宿では特に分類の根幹ともいえる「序説」「各類概説」および今回新設された「使用法」を中心に,委員内外からの文献精読,分科会としての調査などをまじえ検証していく。
〔2014-2015年度分科会代表:藤倉〕


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2014年度
日 時 2014年 8月 6日(水)~ 8月 8日(金)
会 場ホテル四季彩(神奈川県湯河原町)
内 容 主題組織化の現状を把握する

今期のテーマはNDC10版の集中的検討と批判が中心となるが,刊行前でありまず文献を精読することで基礎知識を形成することを目的とする。具体的には,司書課程の授業科目が「資料組織」から「情報資源組織化」と変わったように,従来の「目録」「分類」の枠組みが現在の情報資源の多様化により変容し,またその手法も変わりつつある。最新の教科書を精読することで,より広い視点をまず踏まえたうえで図書館における主題組織化の現状を把握したい。
〔2014-2015年度分科会代表:藤倉〕


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2013年度
日 時 2013年 9月 4日(水)~ 9月 6日(金)
会 場道の駅「ろまんちっく村」(栃木県宇都宮市)
内 容 日本十進分類法10版試案の検証

今期のテーマはNDC改訂試案の集中的検討と批評が中心となる。既に月例会で試案に対する集中的検討を実施しているが,合宿の期間を利用して,各類の改訂が既に分類された出版物に対してどのように影響するかを,サンプルを利用して実証したい。
〔2012-2013年度分科会代表:藤倉〕


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2012年度
日 時 2012年 9月 5日(水)~ 9月 7日(金)
会 場ホテル ラヴィエ川良(静岡県伊東市)
内 容 図書分類の基礎と歴史を把握する

今期のテーマはNDC試案の集中的検討と批判が中心となるが、まず文献を精読することで基礎知識を形成することを目的とする。具体的には、成立前後のNDC、図書分類をめぐる批判や考究(大正末期~昭和初期)を参照し、集中的に精読する。
〔2012-2013年度分科会代表:藤倉〕


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2011年度
日 時 2011年 9月 7日(水)~ 9月 9日(金)
会 場いこいの村ヘリテイジ美の山(埼玉県秩父郡)
内 容 日本十進分類法新訂10版試案の効果検証

今期会期中に、日本図書館協会分類委員会からNDC10版に向けた1類(哲学)と5類(技術)の試案が公表された。 前期は0類(総記)、2類(歴史)、3類(社会)、7類(芸術)に対してその試案の内容を検討し、また3類についてはその効果を検証したが、今期も同様の手法で検討・検証を行いたい。 ついては、1類および5類の試案を用いて、「出版年鑑」を用いて年間出版点数のうちどの程度の冊数に分類変更の必要が生じるか検証する。
〔2010-2011年度分科会代表:藤倉〕


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2010年度
日 時 2010年 9月 8日(水)~ 9月10日(金)
会 場伊東園ホテル(静岡県伊東市)
内 容 図書分類の基礎とサービス実務への応用を学ぶ

今期のテーマはNDC試案の集中的検討と批判が中心となるが、まず文献を精読することで基礎知識を形成することを目的とする。具体的には、近年刊行された主題分析関係の図書の中では特に分類活用面の実務と理論の双方に注意が向けられている図書として愛知淑徳大学図書館編,鹿島みづき著「レファレンスサービスのための主題・主題分析・統制語彙」を採りあげてこれを集中的に精読した。
〔2010-2011年度分科会代表:藤倉〕


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2009年度
日 時 2009年 9月 9日(水)~ 9月11日(金)
会 場箱根高原ホテル(神奈川県足柄下郡箱根町)
内 容 NDC10版改訂試案の集中的検討

今年度の研究活動の主テーマである日本十進分類法新訂10版試案(日本図書館協会分類委員会発表)につき、月例会と並行して集中的に検討する。
具体的には、以下の内容をもとに討議した。

(1) 特別講義「DDCに見る注記のあり方」
光富健一(東京理科大学図書館)氏による講義。Dewey Decimal Classificationにおける注記の表記、意味、定義をもとに、NDCの注記の不備を指摘。これを受けて、分科会全員でNDCの注記の問題点を討議した。

(2) 日本十進分類法新訂10版試案の検討(0類・総記)
0類改訂試案について、その妥当性、疑問点、問題点を討議した。

(3) 出版年鑑2009・1999に見る3類試案の効果測定
3類試案に対して、既存の出版物に対して改訂がどの程度の分類変更をもたらすかを調査した。結果、「介護保険」「障害児教育」においては顕著だが、それ以外はほとんど数冊以下にとどまることが確認された。
〔2008-2009年度分科会代表:藤倉〕


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2008年度
日 時 2008年 9月 3日(水)~ 9月 5日(金)
会 場山渓(東京都あきる野市)
内 容 図書館分類の現在

図書館分類や近接領域における分類法関連のトピックについて、文献レビューを通じて基礎知識を身につけることを目的とする。また、新会期最初の合宿ということもあり、会員間の相互理解と親睦を深め、2年間の研究活動を円滑に遂行するための環境醸成も併せて目的とする。
具体的には、以下の文献それぞれを討議した。

(1) 図書館分類・主題分析の周辺
「情報の科学と技術」に掲載された最近の分類・主題分析特集の中から、図書館分類だけでなく「分類」「主題」にまつわる文献を検討した。
・山崎久道「図書館・情報サービスにおける分類的思考の意義」
・馬渡峻輔「生物を分類するとはどういうことか」
・鯨井秀伸「ICONCLASS : イコノグラフィー的分類システム」
・福嶋聡「「分類」と「進化」」
・緑川信之「フォークソノミーの新奇性はどこにあるのか」
・岸田和明「インターネット時代における統制語彙の意義と役割」
・嶋田真智恵「国立国会図書館件名標目表(NDLSH)の改訂作業と今後について」
・棚橋佳子, 宮入暢子「統制語索引と自然語検索を補完するCitation Semanticの効用」
・石田栄美「テキスト自動分類の概要」
・横井俊夫「セマンティックWeb : コンピュータが理解できるメタデータ」

(2) 図書館分類・知識組織の根幹
目録・分類に関する現況をまとめた最近のテキストの中でよくまとまっているものを採りあげた。
著者(分科会OB)を交えて、分類部分について踏み込んで討議した。
資料組織概説 / 田窪直規 [ほか] 共著 -- 三訂. -- 樹村房, 2007.3, xvi, 199p. -- (新・図書館学シリーズ ; 9)
〔2008-2009年度分科会代表:藤倉〕


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2007年度
日 時 2007年 8月29日(水)~ 8月31日(金)
会 場ゆうすげ元湯(群馬県高崎市)
内 容 NDC発展の可能性をさぐる

今期のテーマに掲げている日本十進分類法(NDC)新訂9版について、他の分類法を参考に性能向上実験を実施する。

具体的には、「出版年鑑」で付与された分類の実績をもとに、改訂効果の検証を通じて9版改訂の妥当性と実効性を確認することと、デューイ十進分類法の番号構築(Number Building)の手法やブリス書誌分類法(など)のファセットの考え方をNDCに持ち込み改造することで、どの程度付与実績が変化するかを検証する。
比較手法には、前期までの実績がある「現代用語の基礎知識」の教育分野項目に対しNDC(NDC9)と実験版(NDC9ex)分類を付与・比較する方法での検証を用いる。
また、分類(知識組織化)研究に関する新たな動きがあれば課題もしくは話題として採り上げる。
〔2006-2007年度分科会代表:藤倉〕


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2006年度
日 時 2006年 8月30日(水)~ 9月 1日(金)
会 場ゆうすげ元湯(群馬県群馬郡榛名町)
内 容 NDCの根幹をとらえる

今期のテーマに掲げている日本十進分類法(NDC)新訂9版について、当時逐次報告されていた9版への改訂方針とそれに対する批判などを通じて、現在のNDCが抱える問題点や全体的な知識を身につける。
  • 「図書館雑誌」日本十進分類法第9版試案の概要(全11回)
  • 「図書館界」 NDC9版を考える(全6回)
    ほか

    また、分類(知識組織化)研究に関する比較的最近のトピックとして、以下の文献を精読する。
    1. 川村敬一「一般分類法における主類の選定と順序 : その哲学的および社会歴史的背景の考察」日本図書館情報学会誌 50(1), p.1-25 2004.7
    2. 原田 勝「ドキュメンテーションの現在」情報の科学と技術 53(6) p.280-284 2003.6
    3. 北 克一「主題情報の検索 : 総論」情報の科学と技術 54(7), p.334-340 2004.7
    4. 大場利康, 川鍋道子「図書における主題検索 : NDL-OPACでの検索と国立国会図書館の取組み」情報の科学と技術 54(7), p.334-340 2004.7
    〔2006-2007年度分科会代表:藤倉〕


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    2005年度
    日 時 2005年 8月31日(水)~ 9月 2日(金)
    会 場ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)
    内 容 Dewey Decimal Classification(教育分野)性能検証

    近年のDDCは特定分野における分類記号の再配置・体系整理を改訂のたびに行っており、20版(1989年)と21版(1996年)の間には、教育分野の大改訂が行われています。
    また、1932年の13版は体系が(現在に比べると)簡単な分類ですが、現在のDDCやNDCと比較するとどのような違いがあるか、教育分野のトピックをもとにその性能比較(表現力)を検証します。

    〔2004-2005年度分科会代表:藤倉〕


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    2004年度
    日 時 2004年 9月 2日(木)~3日(金)
    会 場日本女子大学図書館
    内 容 1.「情報の科学と技術」53(6) 2003
    特集=ドキュメンテーションの現在
    原田 勝「ドキュメンテーションの現在」
    光富健一「UDCに関わる諸問題」
    山崎久道「ドキュメンテーションにおける情報検索を考える」
    小林康隆「ネットワーク情報資源と分類」

    2.TP&Dフォーラム2004発表デモンストレーション(9月3日)

    3.50周年記念シンポジウム準備