パスファインダーバンクとは
パスファインダーバンクとは
パスファインダーバンクとは、パスファインダーを共同利用する「銀行」です。
各図書館のパスファインダーを収集し提供することで、共同利用できる情報探索ツールを目指しています。
パスファインダーってなあに?
- ある特定のトピックに関する資料や情報を収集する手順を簡便にまとめた情報探索ツールのことです。
- 「俳句に関する資料の探し方」「社会学文献探索ガイド」など図書館利用者のニーズに合わせた具体的なトピックごとに作成され、レファレンスやガイダンスで活用できる利用者教育ツールです。
- 従来はリーフレット形態で作成されることが多かったのですが、現在はその形態が紙媒体からWebへと広がりを見せています。
パスファインダーの4つの条件
- 特定のトピックを扱っている。
トピックは「主題」というより、「話題」と捉えてください。利用者が「○○について調べたいのですが…」と質問する○○の範囲は学術的な分野に限りません。利用者の図書館員への語りかけ全てが「トピック」なのです。
- ナビゲーション機能がある。
パスファインダーは答えや探索結果だけではなく、答えにたどりつく過程、経路、途中経過も示します。これは利用者に探索や研究のプロセスを身に付けてもらうことで、自分自身で資料を探すことができる「自立した利用者」になってもらうためです。
- 資料・情報源の一覧性がある。
トピックに関する図書、雑誌、辞書、Webサイトなど、図書館員が厳選した情報源がリストアップされています。多くの場合、各資料には図書館の所蔵情報(分類番号、所在位置)が付与されています。
- 簡便に情報にアクセスできる。
1枚もののリーフレット。これが紙形態のパスファインダーの基本でした。利用者が求める情報にさっとたどりつける。使いたい時に気軽に手にとれる。Web版パスファインダーでもこの簡便さは変わりません。
パスファインダーに当てはまらないもの(一例)
- 図書館の「利用案内」
- 特定のトピックに絞られていない、全般的な「本の探し方」「雑誌の探し方」「データベースの使い方」
- 特定ツールのマニュアル「日経テレコンの使い方」「雑誌記事索引の使い方」
- 網羅的な1冊のテキスト(教科書)
- OPAC検索結果のみのリスト
- 特定のトピックに関する文献(サイト)リスト(ナビ度0%のもの)