貸借依頼(海外)
依頼時
- 原則は借受け資料の出版国の図書館に依頼する。依頼先図書館のILL Lending Policiesは、ホームページ、海外ILLハンドブック等で確認するとよい。所蔵確認ができない場合は発行国の国立図書館等へ依頼するとよい。*1
- 申込みはIFLA Formまたはオンライン等にて依頼を行う。郵送による申込みの場合はタイピングする。
- 貸借資料等が正しく届くように宛名シールを同封する。
- 依頼時に前払い的なクーポン等を送付する場合は、申込用紙にホチキス等で留めるか、同封していることがわかるようにすると紛失されにくい。
- 一定期間以上*2経過しても連絡が無い場合は督促するとよい。依頼館のE-mailアドレスが分かる場合はE-mailを送ってみると速いだろう。
- *1
- 住所は”The World of learning” Europa Publicationsで確認できる。
ただし、アメリカのLCはOCLC加盟館かIFLA Voucherを同封して申込みを行わないと謝絶される。
- *2
- 依頼国や申込方法によっても異なる。目安としては、
郵便で申込んだ場合…2〜3ヶ月
E-mailで申込んだ場合…2〜3週間
BLの場合…2〜3週間
ただし、外国からは船便で送られてくるため遅い場合もある。
借受時
- 貸出館の指示通りの利用をさせる。
- 到着時すでに返却日が過ぎていた場合は、E-mail等でその旨を連絡し、延長の手続きをとる
返送方法
- 貸出館の指示通りに返却処理を行う。
- 返却時にIFLA VoucherやIRC等を同封する場合、料金の支払い先と資料の返却先が同じであるか注意し、同じ場合は資料に同封して返却することは可能である。但し、同封していることがわかるようにした方がよい。支払先と違う場合は別途送る。その場合は、現金と同等なため書留にした方がよい。
- 相手館から送られてきた封筒を利用して返却する場合は、送付時のラベルを剥がさないと戻されてしまう可能性がある。
- 同じ図書館に異なる依頼者で種類の異なる資料(例えば図書資料とマイクロ資料)の返却を行う場合は、別々に送付した方がよい。種類により担当が異なる場合があり、処理がうまく行われないとクレームがくる可能性がある。