+------------------------------------------------------------------------+
　 　
+------------------------------------------------------------------------+

展示とは図書館にはこんな本もある！と新たな発見を手助けができるのが図書の展示である。 利用者は分類法をよく分かっていない人が多く、自分の探し求めている図書だけを見にいく人が多い。 特にテーマ展示は有効的な手段である。 展示を設置することにより利用者に対しては新たな分野の図書に興味をかぎ出す手立てともなり、図書館は貸出図書冊数も増え、利用者が日常どのような図書を求めているか分かるきっかけともなる。

専修大学図書館 　1・2・3・4

・テーマを決める・・・季節の行事や日常情報などを設定し、それに関連する図書を収集し展示する。 主な行事がない時は、図書館の図書を大いに広報できる期間である。ある作家 に関する図書、洋書特集など展示材料はいくらでもある。書店の出版物情報に 特集が組まれているので参考にするのも良い。また図書貸出状況を見ると貸出 冊数が少ない分野の図書が必ず出てくる。それらの図書をいかに広報し、利用 者の関心を集めるか？を考える機会にもなる。 ・キャッチコピーで関心をひく・・・テーマ展示のキャッチコピーで関心を集めるのも 方法であり、うたい文句を一工夫し利用者の関心をひきつける。 ・レイアウトを考える・・・展示方法は、利用者が直接手に取って見ることができる 棚や机が良い。図書を並べる配置は並べてすぎも見づらい。利用者は本を手に 取っては戻しという行動をとるので、ある程度のスペースがあると見栄えも良く、 出し入れもしやすい。絵や写真の綺麗なページを見開きで置くと視的に訴える。 公共図書館・書店やレンタルビデオ屋等のレイアウトも参考になる。また展示の そばに、そのテーマの内容紹介や図書紹介などの広報誌を作ることも効果的で ある。 ・展示期間は長すぎず、短すぎず・・・三週間から一ヶ月が良い。展示期間が短い のも多くの利用者の目に触れぬまま終了されたり、逆に長いのも利用者は変わ り映えがないと飽きてしまい、展示を見なくなってしまう。 ・記録を取る・・・展示図書名の記録を取る。後日利用者より問い合わせがあった 場合返答することができるし、今後の資料として活用できる。貸出冊数が多かっ たテーマは、一年後にもう一度展示するといった行動も取れるからである。	昭和女子大学図書館 　1・2・3・4 Flash版・PDF版
	東京家政大学図書館　　1

・季節の行事がないと展示をやらない。
・ただ棚に並べているだけである。
・展示期間の設定がない。
・好評だったテーマを記録しない。

+------------------------------------------------------------------------+

参考文献
西田清子著　1997年「図書館をPRする」日本図書館協会
渡辺暢恵著　2003年「子どもと一緒に進める学校図書館の活動と展示・掲示12ヶ月」黎明書房

+------------------------------------------------------------------------+
展示用紙（Excel)
展示に関する文献リスト
WEB本の雑誌＞ほんや横丁＞店頭POP製作所 　
    （展示のキャプションを考える時に参考になります）